学校が変わるICT実践研究 Sakyo

ICT支援員として各校で頼まれた仕事の中から、他校でも使えそうなアイデアやツールを紹介します

秋田県内私立高校の調査書の様式がこっそり変更されました

 11月17日、県内の私立高校のHPをチェックしていたら、国学館高校と聖霊女子高校の調査書の様式が変更されていました。

 秋田県内の私立高校の調査書については、公立高校と同じ様式を採用している学校が多く、3年部教員は助かっています。今回の変更も公立高校の様式の変更に準ずるものだと思います。

 変更前の様式がアップロードされたとき、実は2つの可能性がありました。
1.私立高校の担当者が、公立高校の調査書の変更点を見逃した。
2.私立高校の担当者が、「観点別学習状況の評定は3年のときだけでよい」「わざわざ調査書を2枚も提出しなくてもよい」という信念を持つ気骨ある人物だった。

 1の可能性が高いと思いながらも、もしも2だった場合に大変だと思い、国学館化スイッチ.xlsm」聖霊化スイッチ.xlsm」という追加ファイルを作成したわけですが、不要になりました。やっぱり1だったのですね。まあ、「変更」と言うよりは「修正」というべきで、担当者に同情する点もあるわけですが、変更したことをHP上でアナウンスしないのはいただけません。早めにダウンロードした人が損する可能性も出てきます。堂々とアナウンスしてもらいたいものです。

 ちなみに、プログラム的には、変更後の方が簡単です。ABCの評定を所定の欄に収めるだけだからです。これに対し、変更前はABCの評定に対応した欄に○を書く必要があるので、ちょっとだけ高度になります。VLOOKUP関数とIF関数の組み合わせだけで作成する場合は、いたずらに表がでかくなるので結構煩わしいです。マクロで記述すると短くて済むので、各スイッチはマクロを組んでいます。

 

 さて、今回の変更を受けて、調査書作成委員会用の資料を作り直しました。私立学校用のスイッチが不要になったので、フォルダー構成がすっきりしました。

【フォルダー構成の例】

  

 実は、現時点では、明桜高校の調査書様式は、変更前の形のままです。いずれ変更されることが予想されますが、もしこのままだったら、そのときこそ「明桜化スイッチ.xlsm」の出番です。


 調査書作成委員会のときにチョイ足しする資料も手直ししました。加工して使用してください。(一太郎ファイルです。)

 

調査書作成委員会用資料2(作業手順).zip - Google ドライブ